講演会終了しました
先日阪急百貨店での講演会が終了
たくさんの方が真剣に聞いてくれて感謝です。
内容は
”えっ!?食で性格が変わるってほんと?”というタイトル。
ここで講演会で話した内容をまとめてみたいと思います。
「最近イライラしやすくなった」
「落ち込みやすい」
「前より人に優しくできない気がする」
こうした変化を、あなたは年齢・性格・ストレスのせいだと思っていませんか?
でも実はそれ――
性格の問題ではなく、“腸”と“栄養”の問題かもしれません。
日々の診療の中で、心の不調と体の状態が驚くほどリンクしている場面を何度も見てきました。
そして最近はっきり分かってきたことがあります。
それは”心は食べ物で変えられる” ということ。
性格のように見えるものも、実はホルモンと栄養で変わる。
この事実を、医学的根拠と臨床経験の両方から、分かりやすくお伝えします。
私たちはよく「性格の問題」だと思い込んでしまいますが、実は腸の状態が心に大きく影響しています。
腸と脳は自律神経で直接つながっており、常に情報のやりとりをしています。
脳は腸に指示を出し、腸はホルモンや神経伝達物質を通して脳のご機嫌に影響を与えています。
腸のホルモンの中ではセロトニンが大きく関与します。
セロトニンは「幸せホルモン」と呼ばれますが、実際には心を安定させるブレーキの役割を担っています。
イライラ、不安、落ち込みを抑え、感情の波を穏やかにしてくれます。
そしてセロトニンの約90%は脳ではなく腸で作られているという事実があります。
つまり腸の状態が悪くなると、セロトニンが減り、心も不安定になるのです。
セロトニンが不足すると、人は些細なことで怒りやすくなり、不安が強くなり、落ち込みやすくなります。
甘いものが止まらなくなったり、眠りが浅くなったりするのも特徴です。
逆にセロトニンが十分にある人は、気持ちに余裕があり、表情が柔らかく、声のトーンも穏やかになります。人間関係が楽になり、自然と愛されやすくなります。
呼吸器で息が苦しいという方も精査しても何も原因が見つからないときはパニック症候群をはじめとする自律神経バランスが乱れていることが原因のことも多くあります。
実際、うつ病やパニック障害の治療で使われる抗うつ薬の多くは、セロトニンを増やす薬です。
医療の世界でも、心の安定にはセロトニンが重要だと考えられています。
ただし、薬だけに頼らなくても、生活や食事によってセロトニンは増やすことができます。
セロトニンを増やすために必要なのは、食事、生活リズム、腸内環境の三つです。
特に食事は今日から変えることができます。
セロトニンの材料となるのはトリプトファンというアミノ酸です。
これはたんぱく質に含まれており、豆類、バナナ、ナッツ、魚、卵、大豆製品などに多く含まれます。
これをセロトニンに変えるために必要なのがビタミンB6です。
たんぱく質とビタミンB6を意識することが重要です。
さらに、腸内細菌を育てる食物繊維や発酵食品、日光浴によるビタミンDの補給、外に出て体を動かすこともセロトニンを増やす助けになります。
意外な方法として、土に触れることも効果的です。土の微生物に触れることで自律神経が整い、心が落ち着くことが分かっています。
まずは薬に頼らず、これらを積極的に意識した日常生活を心がけることがお勧めです。
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