発熱について
発熱は様々な疾患から起こります。
大事なのは発熱以外にどのような症状があるかです。
その症状によりだいたい熱の原因となっている場所を突き止めることができます。
発熱とともに起きる症状と、その原因
急性(1週間程度)で出現してきた発熱 | 感染症の可能性が高い |
慢性(3週間以上)続く発熱 | 膠原病、悪性腫瘍の可能性が高い |
頭痛 | 感冒(風邪)、髄膜炎、副鼻腔炎 |
鼻水、咳、のどの痛みなど | 感冒(風邪)、扁桃腺炎、副鼻腔炎、場合によっては気管支炎や肺炎 |
咳、息切れ | 肺炎 |
腰痛、排尿時痛、尿混濁、強い寒気とふるえ | 尿路感染症(腎盂腎炎など) |
腹痛 | 急性胆のう炎、胆管炎、急性腸炎(下痢、嘔吐が強い)、虫垂炎、憩室炎 |
足が赤く腫れている | 蜂窩織炎(ほうかしきえん) |
床ずれがある | 褥瘡(じょくそう)感染 |
とくに高齢者はかなりの部分で肺炎、尿路感染症、胆嚢炎/胆管炎で高い熱を呈しやすくなります。
採血や、エコー、必要に応じてCTなどで調べて行くことになります。