統合医療とは?

転んで手や足を擦りむくと、数日でかさぶたができて、自然と傷は治ります。
風邪や軽い病気が勝手に治るのも同様で、医師や薬が治しているわけではなく、
自分の力で病気を治しているのです。。

このように私たちが生まれながらにして持っているけがや病気を治す力を、

”自然治癒力”と言います。

最近ではコロナの関係もあり”免疫力”という言葉もよく耳にする機会が増えましたが
似たような概念だと思ってください。

自然治癒力が高いと、傷の治りが早い、風邪を引かないなど、良いことがたくさんあります。
反対に自然治癒力が低いと、傷や病がなかなか治らないということも起こります。

この自然治癒力の向上につながると注目されているのが、いろいろな「代替医療」であり、
西洋医学に付け加える形で、東洋医学を含む代替医療を積極的に取り入れ、
患者一人ひとりの心身の状態に合わせた統合的な治療とケアをしていく医療のことを「統合医療」と言います。
(日本統合医療学会、日本統合医学協会から引用)

すでにアメリカなどでは、このような多岐に渡って
治療の選択肢を提示することで患者さんの希望に応じて
治療が実施され、著しい成績を上げているとよく耳にします。

急性期の病気や緊急疾患、外傷や手術は西洋医学がとても得意な分野です。

しかし、慢性的な病気はほとんどの場合が、西洋医学の薬は症状を抑えるだけにすぎません。
高血圧、脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病、アレルギー、膠原病、、、。
薬を飲んでいるうちは抑えられますが、それをやめるとすぐに悪化する。

そのうち薬も副作用が0の薬は存在しないわけで、薬の害がでてきやすくなります。

いつまで薬を続ければいいのだろうと思う人や、
だんだん薬が増えるのが嫌だという方もいらっしゃるかと思います。

やはりできれば根本的な治療がしたい、
薬を手放したいと思う方は、
是非、自然治癒力を高める医療も取り入れて、根本から元気になってほしいと思います。

そのような理由で当院では現代の通常の薬治療もしながら、希望に応じて
それ以外の医学も取り入れて、個人に最適な治療を提案させていただいております。