男性更年期の症状とは？
男性更年期は一般的に40歳から60歳の間に起こるとされ、主な症状はテストステロン（男性ホルモン）の減少によるものです。以下にその主な症状をいくつか挙げてみましょう。
- 体力や精力の低下：日常生活での疲れやすさ、運動能力の低下、性欲の低下などが見られます。
- 情緒不安定：落ち込みやすさ、不安、イライラ、やる気のなさなど、感情が不安定になることがあります。
- 睡眠障害：睡眠不足、中途覚醒、早朝覚醒など、睡眠の質が低下します。
- 身体の変化：体重増加、筋力の減少、頭髪の薄毛、皮膚の乾燥などが見られることがあります。
これらの症状が全ての人に現れるわけではありません。
体質やライフスタイルにより症状の現れ方は人それぞれです。
男性更年期を見つけるワンポイントアドバイス
症状が漠然としていて、自分が男性更年期に入っているのかどうか分からないという方も多いでしょう。ここで大切なのは自分自身の体と心の変化に敏感であることです。特に、これといった精神的なストレスが少ないのに体力や気力の低下、感情の変動、体の変化など、自分の体や心に異変を感じたら、それは更年期の可能性があります。
また、テストステロンの減少は性欲の低下や勃起障害を引き起こすこともあります。
基本的に朝の生理的勃起が失われてきたらこの症状を疑うべきです。
これらの問題は男性更年期の典型的な症状ですが、自分で気付きにくいものです。
まずは自分の身体や心の変化に敏感になり、何か異常を感じたら専門家に相談しましょう。
診断と治療
男性更年期は症状のみで診断されることは少なく、血液検査などを通してテストステロンの低下を確認することが一般的です。さらに、うつ病や睡眠障害など他の病状を除外するために、詳しい医療的なチェックが必要となる場合もあります。
治療法は人それぞれです。
テストステロン補充療法は一つのオプションです。心臓病や前立腺がんのリスクがある方には推奨されません。ライフスタイルの改善、ストレスマネジメント、適度な運動、栄養バランスの良い食事などが有効です。
また、心の問題に対してはカウンセリングや心理療法も選択肢となります。
気になる症状がある場合は、早めに相談してください。 当院では男性更年期外来も行っております。
テストステロン治療認定医 西田拓司
当クリニックはテストステロン治療認定医が在籍しております
